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ヘッドカスタムもまったり進めていますが今回は少し別の話題を。

ひょんなことから「透明な氷を作ろう!」と思い立ったので、製造方法と過程をうpしてみます。

手間も時間も初期投資も少し掛かるので、真似する人は少ないかと思われます。

まず初めに作ろうと思ったキッカケなのですが、
「美味しい&綺麗なアイスティーが飲みたかった」からです(えー


普通の氷で淹れると濁った泡が発生し、見た目も風味も落ちてしまう。
しかしお店で氷を買ってくるのは面倒くさい。
だからといって業務用製氷機は買えない。
でもやっぱり綺麗な氷がほしい………


結論:透明な氷を作ろう

といった具合ですw



製作するにあたって、まずはネットでいろいろ検索して作り方を調べてみました。

どうやら透明な氷を作るキットがあるようですが、大きな丸型しか作れないので却下(あとなんか負けた気がする)

自分でなんとかするしか無さそうです。


調べた中で比較的単純な作り方としては
・ふたを外したクーラーボックスに水を入れて冷凍庫で冷却、半分くらい凍ったタイミングで取り出す
・凍らずに残った水を捨て、ハンマーで割るか氷鋸などで整形する
コレでOKです。

しかしコレだと大きな冷凍庫が必要で、そのうえ時間を管理したり形を整えたりと結構面倒くさいです。


そこで、作りたい氷の条件を定めました。
・家庭用冷蔵庫の冷凍スペースで作れる
・水道水をそのまま使う
・形が揃っている(できれば角型)
・一度に複数製氷できる
・全体が完全に凍ってもOK、もしくは完全に凍らせてから取り出す
・簡単に作れる
・型の氷離れが良い(試作の途中で追加)
こんなところでしょうか。


トライ&エラーを繰り返してなんとか条件をクリアできた?ので、製氷皿も含めて作り方を書いていきます。
(まだ実験中の為、改善の余地があります)


〈用意・加工〉

20181015232217df0.jpg


20181015232441cbf.jpg
・シリコン製氷皿×2
 ・今回は氷の大きさが約32㎜角のものを使用
 ・片方の製氷皿の底に、ポンチでΦ6㎜ほどの穴をあける


201810152324538be.jpg
・製氷皿が入るくらいのプラ容器
 ・漬物用の容器(PE製)を使用


20181015232502149.jpg
・ステンレス板(t=1くらい)
 ・製氷皿より一回り広大きいサイズに切る


2018101523251017d.jpg
・銀マット(断熱材)
 ・プラ容器の周りに巻けるように加工する
 ・断熱性が低かった為3重にした


20181015232517062.jpg
・発泡スチロール板(断熱材)
 ・プラ容器+銀マット全体が乗るくらいの大きさにカットする
 ・カット後に梱包用セロテープでコーティングする


2018101523252639c.jpg
・アルミヒートシンク
・ラップ
・ハンマー

プラ容器と断熱材は、クーラーボックスの代用。冷凍庫が狭くて使えなかった為。



〈製氷〉

201810152325364ff.jpg
・プラ容器に水道水を入れる


20181015232545f4b.jpg
・穴をあけていない製氷皿を沈める


201810152325561e9.jpg
・穴をあけた製氷皿をゆっくり沈める
 ・2つの製氷皿を重ねる
 ・気泡が付かないよう自重で沈める


20181015232604c1f.jpg
・ステンレス板を乗せる
 ・水位はステンレス板の少し上


2018101523261531a.jpg
・ラップを掛け、水面に密着させる


20181015232624ccf.jpg
・ヒートシンクを乗せる
 ・ラップを破らないように注意


20181015232632013.jpg
・銀マットを巻き、発泡スチロールを敷いた冷凍庫に入れる
 ・できるだけ庫内温度は高くする(一応−20℃で作れる)

・あまり揺らさず2〜3日程度冷やす


2018101523264583b.jpg


201810152326559df.jpg
・完全に凍ったらヒートシンクとラップを取って容器から出す。


201810152327114bf.jpg
・ハンマーで周りの氷を除去して製氷皿ごと氷を取り出す。

 以上!


20181015232725ef3.jpg
↑上段 ↓下段
2018101523273684f.jpg
上段の氷は底が見えているのに対し、下段は曇っている。


2018101523274622c.jpg
201810152327561cf.jpg
単体で比較すると分かりやすいと思います。


20181015232817f47.jpg
水に浮かべると霜が取れてクリアに。

すべての氷を100%透明に作るのは難しく、冷凍庫内の環境により底の方に少し気泡が入る場合があります。




なんでこんな面倒なことをしているか一応解説を入れておきます。

そもそも一般的な製氷皿で作ると氷の中に白い部分が発生しますが、コレは水中に含まれる塩素や空気などの不純物です。
純水の融点は摂氏0℃ですが、不純物を含む水は融点が下がります。
そのため温度を徐々に下げていくと外側に面している水分子から先に凍り始め、不純物は凍らずに内側に追いやられます。
最終的に行き場の無くなった不純物が閉じ込められて凍り、白く濁った氷が出来ます。

このことを踏まえた上でポイントとなるのが「ゆっくり凍らせる」「凍らせる順序を変える」「不純物溜まりを作る」です。

ゆっくり凍らせることについては、庫内温度をできるだけ下げることで対応。
それでも−20℃でOKだったのであまり気にしなくても大丈夫そう。

凍らせる順序を変えることについては、断熱材とステンレス板とヒートシンクで対応。
上から順に冷やすことで不純物を下に追いやっています。

不純物溜まりを作ることについては、製氷皿を2重にすることで対応。
上段が純水の氷で埋まるようにしています。
下段は単にかさ上げするだけでも良いんじゃないか?と思われますが、シリコン製氷皿を使うことにより安定性・断熱性・氷離れを向上させています。




20181015232805d37.jpg
なお、取り出した氷は製氷皿ごと袋に入れて保存すると便利です。


2018101523282537c.jpg
また製氷皿のサイズを変えれば、写真のような50㎜角くらいの氷もできます。
デカスギテ グラス二ハイラナイ

……実はこの方法を確立するまで2ヶ月以上もかかってしまいました(8月初旬の暑い時に始めた)

これから寒い季節になるので、美味しいアイスティーは来年に持ち越しですね( ̄へ ̄;)

★リーマ★
2018.10.16 / Top↑
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